日曜の夜から憂うつで、月曜はとくに会社に行きたくない。
でも「社会人だから仕方ないか…」と気持ちを押し殺して頑張ってしまう─。
そう感じているのは、決してあなただけではありません。
この記事では、以下をお伝えします。
- なぜ月曜日がこんなにもつらく感じるのか
- どんな人がそう感じやすいのか
- 少しでも気持ちが軽くなるための対処法
何とも言えない憂鬱な気持ちが、きっと少しラクになるはずです。
なぜ月曜日は「仕事に行きたくない」と感じるのか?
月曜の朝に「仕事に行きたくない」と感じるのは、ごく自然な反応です。それにはいくつかの理由がありますが、大きなものとしては以下の2つが挙げられます。
日曜日の夜に気分が落ち込む「サザエさん症候群」
週末は、仕事のことをいったん忘れて自由に過ごせる時間。
その反動で、日曜の夜から気分が重くなっていく現象を「サザエさん症候群」と呼ぶ人もいます。
「日曜夜のテレビが終わると、急に現実に戻された気分になる」
「日曜の夕方から胃が痛くなる」
「寝る前に考えすぎて眠れない」
こうした体験をしている人は少なくありません。
筆者自身もある企業に勤めていた時には、日曜の夕方を過ぎたあたりから胸がザワつくのを感じていました。「明日が来なければいいのに」そんな気持ちで布団に入った夜も、一度や二度ではありません。
本音を押し殺す「がんばりすぎの人」に多い傾向
もう1つの理由は、「がんばることが当たり前になっている人」ほど、月曜がつらくなりやすいということ。
- 会社での立場上、弱音が吐けない(上司・先輩だから、新人だから…)
- 自分の中で「もっと頑張らなきゃ」という気持ちが強い
- 「あの人はもっとガマンしているから」と思ってしまう
- 仕事を「やりがい」でカバーしようとしているが、正直しんどい
こんなふうに「無理して頑張っている自分」に気づかないまま、月曜を迎えてしまうことも多いです。
無自覚に疲労を溜め込んでいると、週明けが「いちばんつらい時間帯」になるのは当然のことです。
「月曜行きたくない」は甘えじゃない。よくある3つの背景
「仕事に行きたくないなんて甘えなのでは?」
そんなふうに自分を責めていませんか?
でも安心してください。
むしろ今の社会では、「行きたくない」「しんどい」と感じるのはごく自然なこと。
ここでは、そう感じる3つの代表的な背景を解説します。
業務や人間関係に明確なストレスがある
- パワハラ・セクハラ・理不尽な上司
- 明らかに過剰な業務量
- 成果に見合わない待遇
こうした状況に毎週戻っていく…と考えたら、心が悲鳴を上げるのも無理はありません。
しかも、月曜は週の“リスタート”になるため、精神的なプレッシャーが強くのしかかります。
睡眠や生活リズムの乱れが続いている
土日に夜更かしをしてしまい、月曜に眠れない・だるい状態で出社…。
これは「ソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ボケ)」と呼ばれるもので、実際に精神状態に悪影響を及ぼします。
睡眠不足が続けば、うつ状態に近づいていくのは当然。
これは甘えではなく、身体が出している危険信号です。
心や身体に疲労が蓄積しているサインかも
「休んだはずなのに疲れが取れない」
「月曜の朝になると、腹痛・頭痛が起こる」
これは、自律神経のバランスが崩れているサインかもしれません。
- 心の不調
- 過労による慢性的な疲れ
- 無意識のストレス蓄積
こういった状態を無理に押し込めて働き続けると、ある日突然、糸が切れたように動けなくなります。そうなる前に、「つらい」と感じる自分の声に耳を傾けることがとても大切です。
月曜のつらさを軽くするための5つの対処法
月曜の朝がつらいとき、まずは「どうすればこの気持ちを少しでも軽くできるか?」が気になりますよね。
ここでは、実際に効果があるとされる5つの方法を紹介します。
1. 月曜の朝に“ご褒美”を用意する
たとえば…
- 出勤前に好きな音楽やYouTubeを見る時間をつくる
- ちょっと高めのカフェラテを買ってから出社する
- 月曜の夜は好きなご飯をテイクアウトすると決める
こんなふうに、月曜日にだけ許す“ご褒美ルーティン”をつくってみてください。
「仕事はイヤだけど、これのためなら出勤できるかもしれない」
そう思えるきっかけがあるだけで、気持ちは軽くなるものです。
2. 日曜の過ごし方を“月曜のため”に見直す
月曜がつらい原因の多くは、「日曜の過ごし方」にあります。
- 日曜の夜に仕事のことを考えすぎない
- 夜更かしを控えて、月曜の朝にスムーズに起きられるようにする
- 逆に“少し退屈な夜”をつくって、月曜との落差を小さくする
これだけでも、心と体の“月曜ギャップ”を減らせます。
3. 軽く動いて体と脳を“強制起動”する
実は、5分間の軽い運動やストレッチでも気分は変わります。
- 朝に体を動かすことで、
- 自律神経が整う
- 脳が目覚める
ストレスホルモン(コルチゾール)が下がるといった効果が期待できます。
体がシャキッとすると、心も少しずつ前向きになるもの。
筋トレやランニングでなくても、ラジオ体操や深呼吸でも十分効果的です。
4. 無理な通勤・働き方を見直す
そもそも「通勤そのものがつらい」という人も多いはず。
- 満員電車で消耗してから仕事へ向かう
- 朝が早く、睡眠時間が足りない
- 通勤時間が長く、帰宅後に余裕がない
こうした状態が続くと、月曜に限らず毎日がつらくなって当然です。リモートワーク可能な会社や、通勤の少ない働き方を少しずつ模索してみるのも、自分を守る選択肢です。
5. 「本当に今の働き方でいいのか?」を考えてみる
少しだけ勇気が必要ですが、いちばん根本的な方法がこれです。
「なぜ自分はこんなにつらい思いをして働いているんだろう」
「本当にこの会社・働き方が、自分に合っているのかな?」
月曜がつらすぎる…と感じるのは、本音に気づくチャンスでもあります。
「逃げ」ではなく、「自分を守る決断」として、少しずつ“理想の働き方”を考えはじめるのも、長期的にはとても大切なことです。
月曜がつらいあなたへ伝えたいこと
あなたが「月曜がつらい」と思ってしまうのは、甘えではありません。
ましてや「メンタルが弱い」とか「社会不適合」なんてこともないです。
実は、多くの人がそう感じています。
Googleで「月曜 つらい」「仕事行きたくない」と検索する人は、毎月何万人もいるのです。
それはつまり、「あなたはひとりじゃない」ということ。
つらいときは、ちゃんと立ち止まっていい。
むしろ、立ち止まれる人のほうが、自分を大切にできる賢い人です。
まとめ|「月曜つらい」は気のせいでなく心の声かも
- 月曜に仕事へ行きたくないのは、自然な感情です
- サザエさん症候群・睡眠リズム・本音の抑圧など、原因はいくつもあります
- ご褒美・運動・日曜の過ごし方など、小さな改善から始めてみましょう
- 無理を続けるより、自分の気持ちを大切にする働き方を考えるのも立派な一歩です
つらいのは、「がんばっている証拠」です。
がんばっているからこそ、今の状況がつらく感じるのです。
このブログでは、「正直、今の働き方がしんどい」「でも、がんばって生きていきたい」
─そんなあなたのために、心と生活のバランスをとるヒントをたくさん発信していきます。
少しでも心が軽くなることを願っています。
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